2024.02.01ニュースレター
紙と印刷のおはなし②_News & Topics Vol.24
— 2024年1月22日配信 —
いつもPaper&Goods.comをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
本日のNews & Topicsをご案内致します。
前回のテーマに引き続き、今回も印刷方式の一部を紹介させて頂きます。
本日紹介する印刷方式は古くからある「版」を使った印刷方式ですが、
前回紹介したデジタル印刷では印刷ができないような素材に印刷が出来たり、再現性の高い印刷をする事が出来る方式もあります。
★凸版印刷
凸版印刷は版上の凸面についたインクを被印刷体に直接移す、ハンコや版画と同じ要領で行われる印刷方式です。
凸版印刷方式の一つである活版印刷は、かつて書籍や雑誌印刷の主流となっておりましたが、現在オフセット印刷に切り替わっているケースが多いです。
一方、樹脂素材の版を使って印刷するフレキソ印刷は、弾力のある版の特性上、オフセット印刷では印刷する事の出来ない凹凸のある素材に印刷が可能の為、
厚紙や段ボール、布等の印刷等に今でも使用される印刷方式です。
>>フレキソ印刷の出来る段ボールはコチラ
★凹版印刷
グラビア印刷とも呼ばれ、その名の取り、版の凹んだ部分にインクを付着させて被印刷体に押し付ける手法になります。
微細な濃淡が表現できる為、写真画像の再現性が高く、写真集などの印刷に使用される製法です。
プラスチックフィルムの印刷を行う際、水性のインクを使用するとインクが弾かれてしまいますが、グラビア印刷で使用されるインクは油性の性質を持っている為、
薄く伸びやすいプラスチックフィルムの印刷する際にも使用される手法になります。
>>グラビア印刷の出来るフィルムはコチラ
★孔版印刷
スクリーン印刷とも呼ばれる、版の穴(孔)からインクを通し、直接被印刷体に印刷する方法です。
使用される版は繊維をメッシュ状にした網(スクリーンメッシュ)となっており、そこからインクを押し出して印刷がされます。
印刷圧が低い為、多様な素材に印刷が出来、プリント回路等の工業用品からTシャツやガラスなどの商業用品の印刷にも適しています。
>>スクリーン印刷の出来る厚手素材はコチラ
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